日本について習った人は日本のいじめのことを知っているかもしれません。いじめは様々な国に起こりますが、日本では大問題だと思います。学生のひとりが目立つと、たいていその人はいじめられます。実は、いじめのケースがだんだん減ってきましたけれども、もっとひどくなっていて、ニュースでいじめのために自殺した学生について話をよく聞きます。その上、現在は新しいいじめの方法が現れています。社会は技術によって変わっていますから、もちろんいじめがインターネットで現れます。読売新聞の「いじめの温床 学校裏サイト・実態調査」という記事はこの問題を指摘しています。
文部科学省の2008年にした調査によると、いじめを受けた公立高校生の中で約30パーセントがパソコンや携帯電話などネットを通じて行われたものです。ターゲット1人を決めて複数人による暴力行為に発展したこともありました。学校非公式サイトや、携帯電話の自己紹介サイトなどインターネットでのいじめの温床になっています。
そこで、奈良県教委は9月からIT関連に頼んでネットパトロールを始めました。ネットパトロールは検索システムで、そういった学校裏サイトから学校名や通り名を探し出して、スタッフが内容を見ながら危険があったら消します。実名での誹謗中傷や不適切な写真や書き込みはサイトのマネジャーやプロバイダーに消すように頼んで、自殺か殺人予告や生徒の生命にかかわるものがあれば、県警に知らせます。
わたしの意見では、ネットパトロールの会社は学校ともっと協力するべきだと思います。ただ情報を消すだけではなく、学校に知らせたり、その学校がすぐに問題に対してアクションを起こすことも必要です。ネットパトロールの効果をもっと活用するには、このような方法も大事だと思います。
そのネットパトロールは大切ないじめ対策だと思いますが、いじめを直接に止めようとすることのほうが効果的な策でしょう。ネットパトロールはいじめの問題を解決しません。まず、誰かがいじめられていることを認識しなければならなく、普通は誰かがいじめられると、その人は先生か両親に教えません。ある場合には、先生に教えても、その先生は何もしません。それは効果的ではありません。わたしには、友達がいじめられた経験があります。小学校のときに、生徒の男の子はわたしの友達をださいと思いました。たぶんその子は彼女がめがねをかけていたので、ださいと思ったのだと思います。そして、ある日、その子はクラスにわたしの友達の椅子に何か鋭いものを置いてしまいました。そうすると、友達は座ってけがをしましたから、友達のとなりに座っていた人は先生に教えまして、その子はしかられました。そして、先生はクラスのみんなに話しかけました。誰かがいじめられる理由はどこにもないし、みんなが同じではないということはあたりまえなので、その理由でいじめるのはだめだ、と言いました。クラスのみんなはそれが正しいんだと思いました。その子は、生徒のみんなに嫌われたくないから、いじめをやめました。まわりの生徒の影響は本当に強いです。日本では、先生と学生がそんないじめをやめさせる雰囲気を充分作れていないと思います。だから、先生は生徒の影響によって、いじめをさせない雰囲気をつくったほうがいいと思います。たとえば、まわりの学生がいじめる人に反対すると、いじめるつもりの人は他の生徒に嫌われたくないから、いじめるケースが減るかもしれません。また学校裏サイトなどで、生徒たちが自分から、いじめを予防する活動をはじめるかもしれません。
このようなわけで、誰かがいじめられたとき、もちろん何とかしてそのいじめをやめなくてはいけません。でも、いじめの原因を認識して解決して、いじめを予防することは一番大切だと思います。他の生徒の影響を使っていじめをさせない雰囲気をつくるのは効果的な策だと思います。それについて皆さんの意見を聞いてみたいです。これはいい策ですか。他の策がもっと効果¥的だと思いますか。それでは、3,4人のグループになって、3分話し合ってください。後でグループの意見を聞きたいと思います。